WANDSの4枚目のアルバム。
- アーティスト: WANDS,上杉昇,柴崎浩,栗林誠一郎,葉山たけし,池田大介
- 出版社/メーカー: ビーグラム
- 発売日: 1995/04/24
- メディア: CD
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1. FLOWER
コーラスのエフェクトがかけられたギターから曲がスタート。
歌詞は生々しいが比喩表現であろう。
今までのアルバムと違い、ベースとドラムが生音なのでよりバンドサウンドに近くなっている。
2.Love & Hate
イントロでのキーボードのアレンジが良い。
柴崎のギターもテクニカルで、曲全面でその主張が伝わってくる。
上杉のボーカルも迫力がある。
佳曲。
3.世界が終るまでは…
WANDS史上最も有名な曲。
ギターリフが非常にかっこよく、また上杉の歌詞も深みがある。
曲の進行は至ってシンプルでベースラインは分かりやすい8ビートである。
4.DON'T TRY SO HARD
ギターの音色が切ない。曲の音数は少なく上杉の歌唱力がより際立つ構成となっている。
5.Crazy Cat
上杉のサビボーカルから曲が始まる。打ち込み主体だった今までに比べてもこの曲はバンドサウンドが新鮮に感じる。
6.Secret Night 〜It's My Treat〜
原曲は栗林誠一郎「IT'S MY TREAT」 。
上杉の低音ボイスが堪能できる曲。
サビで解放される音が増える印象的なアレンジ。
7.Foolish OK
上杉から少年世代へ向けたメッセージソング。
上杉の歌い方も今までになかったような歌唱法であり、上杉のポテンシャルの高さを感じる曲だ。
8.PIECE OF MY SOUL
シンプルな音数から曲が始まり、サビで一気に爆発する。
「少しずつ 消えるくらいなら ひと思いに散ればいい?」
という上杉の葛藤が吐露されており、全体的に緊張感のある曲だ。
9.Jumpin' Jack Boy ~Album Version~
シングルでは打ち込みだったベースとドラムが生音へと変更された。
キーボードのアレンジも変更されており、WANDSのバンドサウンドへの変化を象徴する曲となった。
10.MILLION MILES AWAY
アルバム最後を飾るのは木村作曲によるミディアムバラード曲。
曲の前半と後半でアレンジが大きく変わり、WANDSの曲では珍しくベースはスラップ奏法になっている。壮大な曲である。
総評
今までのアルバムと違い、バンドサウンドが全面に取り入れられており、WANDSの新たなる世界が垣間見れる一枚となった。曲数は10曲ながらどの曲も内容が濃く、時間の短さは感じない。後世に残る名アルバムだと思う。