suimonの音楽レビューブログ

ビーイング系ファンによる音楽ブログです。

【ZYYGライブレポ】LIVE ROCKIN' HIGH 2019 ~Dreamers〜 7.21大阪:Hillsパン工場

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はじめに

あれは2019年5月下旬のことだった。

たまたまTwitterを眺めていたら、思いもしない情報が飛び込んできた。

その情報自体は4月1日に公開されていたのだが、その時は音楽関係の情報を追っていなかったので全く知らなかった。

「え?あのZYYGが再始動???」

頭の整理がすぐにはできなかったが、ライブが行われるということでチケット販売の状況を調べてみた。

すると、東京はすでにソールドアウトで、大阪は一般販売が残っているようだった。

思い立ったらすぐ行動ということで、支払情報を入力し、コンビニで支払いを完了した。

「もう無理だと思っていたZYYGのライブに参戦できるとは…!」

この時点で胸の高鳴りを抑えることができなかった。

ZYYGといえば90年代に活躍し、06年に大阪Hillsパン工場でライブを開催、そしてまた活動が休止…という流れだった。

06年の頃は私は大学生で関西地区の大学に通っていたのでライブにいけなくはなかった。

しかし、その時は機会を逸してしまい、ZYYGはそこから再度活動が止まってしまった…。

ずっと、心の中でZYYGのライブに行けなかった後悔の念があったことは否めない。

だから今回は絶対にZYYGを生で見てこの目に焼き付ける。

そう決心した。

ライブまでの期間の過ごし方

自分がZYYGの音楽にのめり込んでいたのは高校生の頃。

もっともその時はZYYGは活動が停止しており、いわゆる活動終了後の「後追い」という感じだった。

中学3年の終わりごろ、ある友人の影響でビーイング系のアーティストの音楽をよく聴くようになり、その流れでZYYGを聴くようになった。

高山さんのハンサムなルックスと男らしい歌声が印象的だった。

2ndアルバムと3rdアルバムはそれこそ何度聴いたかわからないくらいリピートして聴いた。 

suimon7.hatenablog.com

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今でもCDをちゃんと残してあったので車の中でかけることにした。

やはり今聴いても色褪せない曲ばかりだった。

そして7/14に東京で再始動ライブの一発目が開催された。

ライブ後のネット上に流れてくる感想を見ても評判がとてもよく、本当にライブ当日が楽しみになった。

ライブ当日(7/21)

いよいよこの日がやってきた。

前日に福井でブロガーのイベントに参加し、当日にサンダーバードに乗って大阪へ移動。

早めに大阪に着いたので、15時からのグッズ販売までライブ会場周辺を歩いたり、休憩スペースで休んだりして過ごした。

大阪の北堀江自体は18歳の頃に初めて訪れ、それからも何度か足を運んでいる。

14時半頃にグッズ販売の場所に行き、15時になったのでグッズを購入。

ライブ終了後に開催されるZYYGメンバーとの握手会の券をもらい、いったんホテルへ行き荷物を置いて、再度会場へ戻った。

16時から整理番号順に入場が始まり、観客場の中央左側に着くことにした。

会場の壁には過去にリリースされた作品のポスターがたくさん飾られていた。

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16時半を過ぎたころにMCの斉田才さんから本日のライブについての説明があり、まずはオープニングアクトのGARL(ガール)が登場した。

※これ以降の文中のセットリストはタカアキさんのツイートから拝借させていただきました。ありがとうございます。

GARLは伝説のロックバンドBOØWYのトリビュートバンドで、私は以前に音都というイベントで見たことがあったが、その時はアコースティック形式だったので今回のようなライブ形式では初めての鑑賞だった。

GARLはとても礼儀正しいバンドメンバーばかりで、BOØWYをはじめとしてビートロックへの深い思いを感じることができた。

先輩であるZYYGへの感謝の言葉もたくさんあり本当にまっすぐな心の人達だなと感じた。

今後の活動も頑張っていってほしい。


GARL「わがままジュリエット」(BOØWY “GIGS” CASE OF BOØWYカバー)

そしてGARLの演奏が終了すると、いったんステージは機材の入れ替えに入った。

会場に設置されたモニターにはZYYGの活動を振り返る動画が流れた。

※この動画です。


ZYYG_MVダイジェスト(1993-1997)

この動画が3周くらい流れたあとに、再びステージが開かれ、ZYYGのメンバーが登場。SEが流れた後、ついに心待ちにした演奏が始まった。

1 君が欲しくてたまらない

デビュー曲にして大ヒットした一曲。

ライブでは心持ちテンポも速くなっていたように感じて勢いがあった。

「ただいま大阪!」

2 Noizy Beat

2ndアルバムのタイトルチューン。

CDではデジタルサウンド寄りだが、ライブでは生音の迫力がすごい。

高山さんは途中で歌い方をCDと変えたりしていて「これぞライブ」という感じだ。

3 Someting

3rdアルバムに収録された、シングル曲。

シンセサウンドを排除したシンプルで王道なロック曲でZYYGの中でもかなり好きな一曲だ。

4 WEATHER LOVE

3rdアルバム収録曲。

途中で高山さんが歌詞を忘れてしまうハプニングもあったが、それでもすぐに切り替えて歌に入っていてとてもカッコよかった。

5 ぜったいに誰も

「みんなが知っている曲です」というMCの後に演奏された、2ndアルバム収録のシングル曲。スラムダンクのOP曲としてつとに有名である。

イントロは加藤さんのベースから始まるバージョン。

ただ、ライブだと完全に生音なのでより迫力がありカッコいい。

後藤さんのギターソロやたたみかけるような藤本さんのドラムもすごみがある。

6 微笑みだけをくれないか

「とても大切にしているバラード曲です」という高山さんのMCの後に演奏された、12cmマキシシングル収録のバラード曲。

ZYYGはバラード曲にも名曲が多い。

7 この情熱のそばで

続いて演奏された3rdアルバム収録の現時点でのラストシングル曲。

ミディアムテンポのロックバラード曲で、哀愁を感じる切ない一曲だ。

8 REAL IMITATION

2ndアルバム収録のビートロック。

Aメロでの観客との掛け合いが印象に残った。

9 Rendezvous

2ndアルバムに収録された人気の高い楽曲。

まさに王道のラブソングという一曲だ。

イントロがCDとは違うアレンジで聴いていてとても楽しかった。

10 only only you 未発表曲

「ここで未発表曲をやります」というMCの後に演奏された一曲。

ZYYGには何曲か未発表音源があることを知っていたのでこの機会に聴けてとても嬉しかった。

キャッチ―なサビが印象に残るビートロックで、今後のリリースが楽しみである。

11 BLOOD ON BLOOD

12cmマキシシングル収録曲。

新しい生活にも慣れたけど
近ごろは自分の存在を計っている


たやすい出来事で (傷ついていた)
弱き心かみくだいて今…


BLOOD ON BLOOD 現実を乱して
(BLOOD ON BLOOD) まだ見ぬ明日へ飛び込め 迷わずに(歌詞より)

とても勇気づけられる一曲で、途中で感極まって涙が出そうになった。

今回のツアーグッズである、タオルがとても役に立った。 

12 POOR BOY

ZYYGの曲の中で最もテンポが速いのではないかと思われる一曲。

ライブでは最高に盛り上がる一曲だ。

13 MAD CITY GANG

3rdアルバム収録のパンクな一曲。

ところどころCDと歌詞が変わっており、そういうところもライブならではの魅力である。

ここでメンバーがいったん退出。

観客からのアンコールのかけ声がはじまり、メンバーが再登場した。

アンコール

1 TOKIO SLUM

3rdアルバム収録曲。

ライブの開催地が大阪なのでOSAKA SLUMに歌詞が変わった。

それにしても3rdアルバムの楽曲はライブ映えする曲が多い。

2 ZYYG &GARL スペシャルコラボ
風にまぶしい

高山さんの「せっかくの機会なのでGARLとコラボします!」というMCのあと、GARLのボーカルKatsukiさんと、ギターのRyuyaさんがステージに登場。

1stアルバムに収録されたシングル曲「風にまぶしい」がGARLとの特別なコラボで演奏された。

高山さんは、本日のリハーサル時にスタッフの方からZYYGは90年代の正式な1stライブの前に行われた、シークレットライブでBOØWYのカバーを演奏していたと教えられ、GARLとの縁を感じたという。

高山さんはGARLのメンバーを見て過去の自分たちと重なってみえたそうだ。

いろいろな運命が重なった、とても素晴らしいコラボだった。

3 Dreamer

2ndアルバムに収録された、ファンの間でとても人気の高いアップテンポの一曲。

この曲のタイトルに近い名前のファンサイトがかつてあり、私もそのサイトに何度も訪れて交流していた。

ライブタイトルの表題にも~Dreamers〜という表記があり、ZYYGの楽曲の中でもとくに忘れられない一曲を聴くことができて嬉しかった。

4 JULIA

曲が始まる前に高山さんからMCがあり、今回のライブが開催される経緯が話された。

本当は今回のライブが東京会場のみを想定していたこと。

しかし、東京でのライブがすぐにソールドアウトとなったこともあり、大阪での追加公演が決まったこと。

再始動のキッカケが後藤さんからの一通のメールだったこと。

3年前から再始動の話が出ていたものの、なかなかスムーズには事が運ばなかったこと。

過去の高山征輝が今の高山征輝をみて納得するのだろうかという葛藤に対して、とある方が「今の高山征輝で全然いいんだよ」と声を掛けてくれたこと。

スタッフ、マネージャー、メンバー、ファンへの感謝の言葉。

きっと今回の再始動への道のりも決して順風満帆ではなかったのだと思う。

それでも今回こうやってライブを開催してくれたこと。それが私にとって本当にうれしかった。

そんな中、最後に演奏されたJULIAは最高にカッコよかった。

曲が終わった後に高山さんは、「90年代の頃のようなペースでの活動は難しいかもしれない。でもきっとまたみんなの前に顔を出すから」と言ってくれた。

ライブ途中で、高山さんの誕生日を祝うサプライズもあり大いに会場は盛り上がった。

最後に参加者全員での記念撮影が行われてライブが終了した。

その後、メンバーが退場し、2Fから挨拶をしてくれた。

会場はメンバーとの握手会の準備に入り、BGMには新録の音源が流れていた。

その中には今回演奏された未発表曲のonly only youもあり、今後の配信等でのリリースが楽しみである。

準備が整った後にメンバーとの握手会が開催され、お別れとなった。

以下自分がメンバーと少し話したこと。

会話順

BASSの加藤さん

私「加藤さん、今回は再始動ライブありがとうございました」

加藤「ライブTシャツも着てくれてありがとう。あ、タオルもだね」

私「ずっと、CDは聴き続けていました」

加藤「そうなんだ、ありがとうね」

Guitarの後藤さん

私「後藤さん、ギター最高にカッコよかったです」

後藤「本当!ありがとう。また来てね」

Vokalの高山さん

私「高山さん、今日は本当にありがとうございました」

高山「またライブするから、来てくれな」

Drumの藤本さん

私「藤本さん、ドラムカッコよかったです」

藤本「ありがとう!また来てね」

 

こうして各メンバーと握手もして今日一日が終わった。

本当に楽しい一日だった。

またZYYGのライブにいけたらいいなと思った。

そしてZYYGの曲はこれからも聴き続けていく。

永遠のDreamerであり続けたいから。(ライブレポ完)

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※今回のライブのセットリストはタカアキさんの情報から得ました。

本当にありがとうございました。